全日本選手権2024

今年もやってきました全日本選手権。

文字通り日本で一番強いやつを決めるレース。

悪名高い伊豆CSCで開催されたレースは、昨年とは打って変わって非常に厳しいものだった。

レース概要

毎年6月末あたりに開催される全日本選手権、カッコイイ言い方をするとNC(National Championship)

コースは昨年同様、伊豆サイクルスポーツセンターの8kmサーキット。皆様お馴染みの登りと下りしかない5kmサーキットに急勾配の登りが追加された"だいぶ"やばいコース。

誤魔化しのきかないこのコースは力の差が目に見えて見える。

それに加えて、普段海外で宇宙人たちと戦っている選手がこの日のために帰ってくるのだから泣きっ面にスズメバチである。

 

昨年同様ニセコクラシックの翌週に開催され、ニセコクラシックに向けてあげた調子を遺憾なく発揮できる。

トッププロにどこまで食らいつけるか楽しみだ。

女子ロードレース 

1日目、土曜は午前U23のロードレース、午後女子ロードレース。

午後の女子ロードレースでは会社サポートの與那嶺恵理選手が出場するので、ジャージ獲得のためサポート。今年もボトル渡しという大役を任せられる。

 

午前のレースでは後輩たちの熱いレースを見て、モチベが爆増した。みんな素晴らしい走りをしていた。

 

時間が進むにつれて上がる気温に汗をたらしながら、女子ロードレースの準備を行う。

 

補給所の仕事は基本ボトル渡しであるが、場合によっては状況説明、展開指示もおこなう。後者2つはコーチである武井享介さん(以下TK)の指示を伝える。

8km×11周で行われるレースは、序盤は落ち着いたペースで進行。選手も静かに勝負の時を探る。

と、早速チームカーに乗っているTKから「遅いから、ペースを上げるように」との指示。お巡りさん、一番ソワソワしているのこの人です。

周を重ねる毎に徐々にスリムになる集団ではあるものの、依然落ち着いた様子。

 

TKから「周りに聞こえないようにペースを上げるよう伝えろ」との連絡。

!?!?

僕のことをSPECホルダーだとでも思っているのだろうか、、、

 

とりあえずTKの指示をえりさんに伝える。と、指示通りにペースが上がり、先頭はえりさんと木下選手(レオモベルマーレ)の二名に。

このまま最終周回まで、他の追随を許さずレースは進んだ。

最後の補給を終え、ゴール地点に戻る。

2名が同時にホームストレートに見える。

スプリントだ。

静寂の後に片手が上がり、会場が湧いた。

 

直後は翌日の自分のレースの受付があり、喜びの言葉を交わせなかった。

戻った時には既に囲み取材、僕は試走があったため、そちらに向かう。圧倒的すれ違いである。

やっと言葉を交わせたのは、試走も、表彰式も終えた後。

でもこちらの方が落ち着いて話ができるので、これはこれで良かった。

優勝してホッとしているえりさんの顔と、もっと喜んでいるTKが素敵だった。

今年も同じくサポートできたこと、本当に誇りに思います。

男子ロードレース

前日とは打って変わって雨。午前中は豪雨だったが、昼過ぎにはすっかり上がった

路面が濡れており、TTで落車が多かったと聞いていたため本当に憂鬱だった。

Photo by 井上さん

スタートは定刻11:00。8km×20周。

 

1周目から速いペースで推移。去年のような展開であれば、逃げができてペースはかなり落ち着くはず。

が、落ち着くどころかさらにペースアップ。集団からも徐々に脱落者が出てくる。

 

3周目の登りでペースアップがあり、これで人数がかなり減ったようだ。

レオモ米谷さんに「耐えろ!!」と言われ、何とか耐えた。

多分普段の僕ならここで終わっている。やはり調子はいいようだ。

 

その後もペースは落ちず、次の4周目の登りでかかったアタックに耐え切れず、ドロップした。この動きをパスしたのは3~40名程だろうか、、、まだレースは1/4にも満たないのに、ちぎれてから相当人数が減っていたことに驚いた。

 

美山ロードレースで圧倒的な力を見せていた寺崎武郎さんや、木祖村2Daysで調子が良さそうだった大前翔さんなども同じタイミング。相当に厳しいペースであったことが客観的にもわかった。

 

逆にこの攻撃で集団に残った米谷さんや山梨おっぺいアヴニール大学の横矢峻なんかは、本当に調子がよさそうであったが、次の攻撃でジェノサイドされたそう。

 

ちぎれてから余裕ができたため、ずっと曇って前が見えなかったアイウエアを外したら、くだりで落として後ろを走っていた幸也さんのサポートカーの餌食に。次の周に無惨な姿を観測した。ごめんよ。南無。

後ろからパンクで遅れたブリッツェン沢口時さんに回収され、1周目ほど引きずり回された挙句おいていかれたり、シーラントをぶちまけながらパンクしたので代車に乗り換えたらサドルが高かったり。

ちぎれてから皆様のいたるところでの応援、本当に力になりました。ありがとうございました。

なんだかんだで8周入り口で赤旗。

 

正直もっと走れると思っていた。

ニセコで調子が爆上がりしたし、2分走のパワーはPBを更新した。

いつもであれば、ここまで完膚なきまでにやられれば逆に清々しいのに、今回は悔しい。

 

これにて前半戦は終了。

後半は沖縄に向けて仕上げていく。

さ、暴飲暴食だ!!

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