NIEKO Classic 2024

国内ホビーレーサーの目指す大きなレースは年間2つあると考えている。

1つはシーズン終盤、11月に行われる「ツールド沖縄」

そしてもう1つはシーズン半ば、6月に北海道で行われる「ニセコクラシック」だ

レース概要

さてさて、今年もやってまいりましたニセコクラシック。

昨年は大逃げかまして7位。優勝できるポテンシャルはあることを確信。

今回は優勝狙ってがんばるぞい。

 

数週間前に京都府で行われた「美山ロードレース」、関西の強者たちが集うレースで遜色ない走りができたので、調子は問題なし。あとは展開次第だが、展開は自分で作るものなのでここも問題ナス。

 

150kmで争われるニセコクラシックの見どころは、前半にある30分の「パノラマライン」登りと、後半の10分の登り「新見峠」である。ただ、パノラマラインは前半すぎてレースが動かないので、ほぼ消化試合。後半10分の新見峠がレースのカギとなるのだが、、

今年は新見峠がコースから除外され、より緩斜面の短い登りとなった。

これが吉と出るか凶と出るか、、

海鮮丼

木曜夜に現地入り。そのまま空港近くの港町「苫小牧」に宿泊。

海鮮丼を食べまくるためだ。僕は無類の魚好きである。

え、レース前に生ものは危険?

うるさい。せっかくの北海道だ。満喫して何が悪い。

マルトマ食堂
魚金食堂

マルトマ食堂は1時間ほど並んだ。縞海老がうまい。本マグロもかなり良い。ただ、肝心のホッキ貝は微妙だった。ちょっと臭い。あと、ウニもミョウバン臭い。さらに変なキムチみたいな漬けが隠れており、海鮮の味台無し。ご飯も前日に炊いて保温していた様な臭みと食感である。なぜあんなに並ぶのかわからない。

対して魚金食堂。こちらは貝の質は問題なし。ウニも新鮮、特に本マグロがかなり良い。海老はマルトマ食堂に劣るものの、ネタのレベルは非常に高かった。

ただ、どちらもブリが残念。僕の一番好きな食べ物であるが、そういえば北海道でおいしいブリは食べたことがない。

その後はニセコに移動して、TRYCLE御一行と1時間ほどサイクリング。デッカイドウした。

2日目海鮮丼

意識高い系なので、レーススタート時間と同じ時間に調整走1時間。

帰宅してからはとっても優しい系男子なので、チームメイトも吉岡さんを迎えに片道2時間かけて新千歳空港に逆戻り。もちろん、僕が世界一おいしいと思っている空港内「きのとや」のソフトクリームを食べる「ついで」でも、昨日の美味しかった魚金食堂の海鮮丼をもう一度食べる「ついで」でもない。

意識高いのでカップ
魚金食堂

帰宅してレースの準備。ゼッケン装着、補給食用意、ボトル用意など。

ボトルの中身は糖質として ACTIVIKE の Granfondo Water を規定量の倍、さらに濃縮ミネラルの ALIVAL を10滴くらい。

これだけで1本500kcalとマグネシウム、カリウムなどが補給できる。

ちなみに、クーポンコード 【 BS8NGL2V 】を入力すると送料無料にしてくれます。

浮腫み対策で硬水買ってる人とかにもオヌ

夜はTRYCLE御一行のレース前儀式、「素パスタ」をドカ食い。

 https://x.com/ryoooo_nisshy/status/1801895518894968889

21:00就寝。

レース

6:00スタートなので、4:30にアラームをセット。しかし自然と4:00に目が覚める。

高緯度のせいか、外はもう明るい。

前日までにカーボローディングは済ませているので、朝飯は控えめ。

 

レーススタート。

先導者のニッサン SKYLINE 350GTには、昨年付けたタイヤ痕が残っていて先頭の面々で話題だった。若干の申し訳なさはある。

今年のものもつけておいた。

アクチュアリスタート後、パノラマラインまでのアップダウンは特に動きはなく、しかしながら昨年よりも体感ハイペースで推移。

そのまま何事もなくパノラマラインをパス。

 

今回の作戦は集団待機。

明確な勝負どころである新見峠がなくなったことで、大きな集団のまま最終局面にもつれ込むと判断。であれば終盤の2分坂で得意の2分走を行い、集団を崩壊させる。

 

とまあ得意な展開に持ち込めるコースではあったものの、150km何もしないのはポリシーに反する。

なのでパノラマラインを下りきってから、チームメイトの北野さんに「そろそろレース開始しましょうか」といってアタック準備。

ちなみに、このレースで発した言葉は後にも先にもこの一言のみ。

これは、去年一緒に逃げた「ぱやお」にすこぶる偉そうな態度で話しかけていたことがチャリダーの放送で明らかになったから。本人自覚無しなので、口は慎むことにした。

 

短い下りからの平坦で一気に加速。

一度目の攻撃では集団を振り払うことができなかったが、二度目は容認してくれたようで、Max高山さんと2人逃げに。更にGottiの遼さんが合流して計4人に。これは心強い。

タイム差30秒ほどでローテを回して平坦区間往路をパス、アップダウン区間に。

が、ここで集団が追いついてきてあえなく吸収。無念。

アップダウン区間でTRYCLEぱやおが動いたので、カウンターで行ったら行かせてもらえた。

後からTRYCLEまさとぅーさんが追いついてきて、二人に。再び平坦区間に出て回していると、後ろから凄まじい風切り音が聞こえる。

モトが来たかと思ったら、なんと高岡さん。

心強すぎる。

しばらく3人でまわすも、平坦区間復路の爆風向かい風でまさとぅーさんドロップ。自分も足が終わってほぼ高岡さんの一本引きに。

この区間が今回のレースで一番きつかった。

何がいやって、集団とのギャップが徐々に

何がいやって、集団とのギャップが徐々に開いていたこと。戻るに戻れない、、、、

心情は完全に「はやく殺して」とおもっていた。

平坦区間が終わり、登りが開始したところで高岡さんからドロップ。

 

大学時代、監督に「逃げに乗ったら絶対にドロップしてはいけない」と教わった。ドロップしたのはいつ以来だろうか。

 

集団に吸収され、新・新見の登りへ。

登りに入る前にヒルクライマーの加藤さんが集団から飛び出す。

もちろん、そんな足はないので放置。

登りに入って島野、まっきー、RXの木村さんの北海道勢三人が図ったように一斉にアタック。

1段目こそクリアしたものの、足はないので2段目で徐々に離される。

ちぎれ行く僕に城所さんが「がんばれ」と声をかけてくれた。あいにくそんな足はない。

 

 

ちぎれてからもしばらく踏んでいたらなんとか集団復帰。

少し休んでラスト20km、勝負どころのアップダウンへ。

この地点のポイントは「水汲み場の登り」と「ニセコ駅の登り」。どちらも2分くらい。

先ずは水汲み場。口火を切ったのは島野翔太。まっきーが続く。

足は回復したので、ついていくだけなら対応できた。これ以上動く足はないので、頂上で踏みやめる。

続いてニセコ駅の登り。

ここでも島野翔太が動く。RX木村さん、まっきーが続く。登りきって若干の平坦区間で、島野がまたペースを上げて、集団は1列棒状に。この動きは非常に良かった。かなり他の選手にダメージを与えたと思う。

 

そのまま細かな動きはあるものの、決定打にはならず、レースは最終版に。

もうここまでくると勝ち目は薄いので、集団に残っているチームメイトでスプリンターで彼女を連れてきている北野さんに託すことに。

ゴールは最終コーナーを曲がって、400m程の直登スプリントなので、コーナーを先頭でリードアウトする想定。

ラスト3km程で高校生の選手がひとり飛び出したものの、射程圏内に抑えて様子見。このチャレンジは本当に素晴らしい。

最終コーナーまでの登坂で一気に踏んで、逃げていた選手を吸収、そして北野さんに託す

と、後ろを向いたら北野さんがいない、、、、まさかのぶっちぎれOrz

僕を放置して彼女と北の大地でよろしくやってるからこんな事になるのだ!!!

 

リードアウトで足を使ったので、フラフラでゴール。年代別9位

 

順位を一つでも上げようとせず、最後に北野さんのために足を使ってしまうあたり勝利への貪欲さが足りないのかな。

 

アフターパーティー

ジンジンジンジンジンギスカン

北野さんは僕を放置して彼女とよろしくやってるので、TRYCLEの面々にお世話になりました。

次の日は積丹へ足を延ばし、ウニを食べる。

僕はウニが苦手なので食べなかったものの、ぱやおに1切れ貰い本物の味を感じることができた。

こんな貴重な経験ができたのも、食に精通しているソムリエのぱやおが誘ってくれたからであり、本当に感謝している。と同時に、まじで去年のニセコで舐めた口きいて申し訳。(本人自覚無し)

優勝こそできなかったが、レース含め出場者の中で一番北海道旅行を満喫した自身はある。

応援してくださった皆様、一緒に遊んでくださった皆様、北海道の皆様、おいしいごはんたち、きれいな景色たち、ちょっと揺れたけど飛行機を無事に飛ばしてくれたJALの人、ありがとうございました!!!

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