スズカ5ステージ

今年もこの季節がやってきた

毎年このレースが来ると、夏だなー。と実感する。

いざ鈴鹿へ。

シマノスズカ

今回はホビーレースのお祭り、シマノスズカロードレースの5ステージに出場。

三重県鈴鹿市にある車のレーシングサーキットで、1周大体6kmくらい。

日本屈指のサーキットだ

 

そんなスズカサーキットでイベント初参加の方から国内コンチまで参加するレースが、2日間ひっきりなしに行われる。

(調べてて知ったのは、スズカサーキットはホンダが運営しているらしい)

5ステージ

その名の通り2日間で5つのステージレースを走る。

Q:計算合わなくね。

A:1日2-3回走ります。

オムニアムかな??

 

6人のチーム戦で、個人総合・チーム総合をチーム一丸となって狙いに行く。

みんなで走れて楽しいレースだ。

そんなレースに誘われたのは5月くらいだったか。

TTお化けの河田 恭史郎(狂史郎)さんより

「イナーメ関係者でチーム作って走らないか。」と。

面白そうなので即決。適当にその辺にいた

 ・岩月 伸夫 (ぱぱ)

 ・兼松 大和 (野菜おじさん)

 ・豊田 勝徳(トヨカツ)

 ・北野 普識 (世界の北野)

(敬称略)(以下敬称略)を招集して

イナーメOB会としてエントリー。

ちなみにチーム名が「THE LAST TORORO STARS」なのは第一ステージのリザルトで判明した。

いわずもがな「Igname」はフランス語で「山芋」であるが、、、

そんな我らの好敵手は「Nerebani」

AACAなどを荒らしている東海・中部地方のチーム。

ちなみに、チーム名の由来は反対から読むとわかります。

スプリンター「川崎さん」やルーラーの「古賀さん」そしてなんといっても我らが「加藤しんのすけ(イナーメJPT)」

と、かなり強力。戦力に抜け目がない。これは楽しそう!

ちなみに我がチーム

海老でアナフィラキシー起こしたり、(狂史朗)

謎の炎症起こしていたり、(北野)

妖精(俺)になっていたりでコンディションは、、、

第一ステージ ロードレース

コース  :鈴鹿サーキット×5 

 距離   :29㎞

 時間   :38分

 結果   :39位

 チーム総合:2位

 

レースは7:45分から。早すぎる、、

ただ、29kmなので一瞬で終わる。終わったら寝よう。

photo by Itaru Mitsui

 スタート後からアタックが散発するもなかなか決まらず。

3周目からチームメイトの狂史郎さん、トヨカツさんを含む3名の逃げができ、最終周回半分まで逃げ続ける。ここでタイム差をつけることができればかなり大きなアドバンテージとなるため、集団をおさえる動きをしたものの、結局吸収されスプリントに。

北野さんと自分のラインは普段のレースで磨かれているはず?なのでこちらのもの。

自分-兼松さん-北野さんの順でうまくホームストレートに入り発射。

が、Nerebani川崎さんが鬼つよで、まくられ3位。

寺崎さん(バルバ・2位)でもかなわないって何事ですか。

 チーム総合・個人総合ともにNerebani・川崎さんとなったが、逃げていた際にポイントを獲得した狂司郎が秒差で2位につけ、チーム総合も2位に。

第二ステージ TT

コース  :鈴鹿サーキット2kmサーキット×1

 距離   :2km

 時間   :2分53秒

 結果   :46位

 チーム総合:2位

スズカサーキットの南側2kmを使用したTT。

ホームストレートで登って(1分)、裏でくだって(1分)ゴールまでまた登り(30秒)。平坦はほぼない。

TTといったら専用のTTバイクが圧倒的に有利なわけだが、自分は用意できず、、、ディスクホイールがあったら幾分違っていたのに、それもなく。更にTTヘルメットを忘れる始末。やる気満々である。

 

ただ、この距離ならロードのほうが速いと自分に言い聞かせ出走。

結果ズブのズブ。

 いいわけではないが、2分のパワーはフェアリーした日の朝に更新していた。

5日間寝たきりじゃただの人になりますわ。

 

個人総合もかなり落としてしまったので、アシストがしやすくなったと割り切って第三ステージへ。

 

第三ステージ TTT

コース  :鈴鹿サーキット×4

 距離   :23.2㎞

 時間   :29分16秒

 結果   :1位

 チーム総合:1位

Tが2つ並ぶと泣いているようであるが、3つ並ぶと最早虫みたいで気持ち悪いTT

 

TTTはチーム全員で最速タイムを目指す種目。出走は6人、タイムは3人目のタイムとなるため、3人離脱できる。

つまり3人死ぬまで引ききれるということだ。

TTTの正解は

・ゴール基準最低人数でのゴール(3人)

・全員が同じ疲労度

である。

2人、若しくは4人でゴールしたり、誰かが終わってケロッとしていたら失敗である。

 

イナーメは圧倒的に狂史郎が強いため、狂史郎が引けるだけ引く、おんぶにだっこ作戦。

 

TTでロードバイクでは歯が立たないと悟った僕は、知り合いのルーマニア人、ヨノツからディスクホイールをゲット。

これがかなり功を奏した。ありがとう。

 

1走目は一番きついであろうから、ちぎれ要員の僕が勝手出る。こういうところでポイントゲッターをする。

次いで

→TT得意じゃないから第3ちぎれ要員北野

→スーパーキョウシロウタイム

→おそらく一番きついポジション、トヨカツ

→兼松野菜おじさん

→岩月パパ

の順。

スタートはめっちゃゆっくり行くつもりだったが、あとで見たらえらいパワー出てた。反省。

photo by えっちゃん

隊列整えて僕がはけたら早速スーパーキョウシロウタイムスタート。

全員から怒号。パパちぎれる。

最高のスタート。イナーメらしい。

5人になったイナーメはキョウシロウ5割、その他5割で軽快に飛ばし、数多のチームを抜いていく。

いいペース。めっちゃきつい。これはいける。と思っていると、5秒差でスタートしたNerebaniが2周目に追いついてきた。

はええ。。ww

 いいわけではないが、自転車というのは追いかける方が圧倒的に有利。5秒と見える位置であれば尚更だ。

 

そこからはハンマーチェイス状態で、カオス。さらにプロチームも追いついてきてカオス。

 

3周目を終え、ラスト一周に入るホームストレート。死ぬにはちょうどいいタイミング。

下から上まで全開で引く。

 カウントダウンが聴こえる。

 無事イキきって頂上で離脱。

 んで、なぜか自分の後ろがキョウシロウでスーパーキョウシロウタイム開始。

兼松野菜おじさんちぎれる。

 みんなから怒号。

 あれ。何分か前に見た光景。

 あとは全員の健闘を祈って、小さくなる背中を見送った。

 

レース後、ちょうどウィーラースクールで自転車教室が開催されていたので、サクッとオリンピアンを倒して子供達にドヤ顔をする。

そんな呑気なことをしていたら、焦った顔で北野さんが探しにくる。

「表彰始まるぞ!!!!」

なんのことだかわかっていないが、どうやら僕がちぎれた後に

「スーパーキョウシロウタイム改」

によってNerebainをひきちぎり、優勝したようだ!!!

あ、ごめん、全然知らなかったwwww

さらにチーム総合・個人総合もキョウシロウが獲得。

仲間と登るポディウムは格別である。

とはいえタイム差は数秒。油断大敵である。

第四ステージ クリテリウム

キョウシロウ宅に泊まり、三重県(東海)と言ったらのチェーン店、「あさくま」で食事。大学生ハンバーグが懐かしい。

キナン時代、三重に住んでいた時は泣く泣く1つしか食べれなかったハンバーグをいつのまにか脳死でダブルサイズを頼めるまでに成長した。(キョウシロウのおごり)

 

 コース  :鈴鹿サーキット東側2kmサーキット×5

 距離   :11.2㎞

 時間   :14分

 結果   :39位

 チーム総合:1位

 

さて、鬼門のクリテリウム。

南2kmサーキットを5周。2周に一回ポイント周回があり、先着3名にボーナスポイントが加算される。

スプリントのないキョウシロウはNerebani川崎さんに1回でもポイントを取られたら終わり。

絶体絶命であるが、イナーメは3,4,5位に北野・トヨカツ・兼松さん

がつけているので、チーム内で総合ジャージを着回せるような作戦

・1回目、ゴールはスプリントのある北野さん

・2回目はキョウシロウ、トヨカツ、兼松さんが逃げて獲得

と言う作戦。

スタートして下りに入り、北野さんのためのトレインを組む。

岩月さんが下りを全引き。メッッチャ助かる!!

登りに入り北野さんを発射!

完璧な運びだったが、やはり圧倒的川崎さんのスプリントに歯が立たず、、

続く2回目、ゴールもチャレンジはしたものの全く敵わず、個人総合は川崎さんに移ってしまった。

photo byましろさん

チーム総合は首位のまま。なんとか維持し、可能なら個人総合も奪還したい。

 ちなみに2位は嶋田祥。大学時代からずっと一緒につるんできた友達。

ムカつくけど、本当に強くなった。おめでとう。

第5ステージ ロードレース

 コース  :鈴鹿サーキット×7

 距離   :40.6㎞

 時間   :54分52秒

 結果   :48位

 チーム総合:2位

もはや個人総合を奪還するには逃げる他なく。

しかし逃げ切ればチャンスはある。

ということで

北野さん

トヨカツ

狂史朗

兼松さん

は逃げを試み、自分と岩月さんでアシストという形に。

ちなみにキョウシロウは

「俺は全部の逃げに乗ればいいんでしょ??」

という脳筋謎発言をしていた。暑さでやったか。

 

スタートして案の定嶋田が元気。

ちなみに、この頃になるとチーム総合がほぼ確定しているので、友達同士チームの垣根を超えた謎の暗黙連携プレーが生まれる。

自分たちはバルバ、MKWが助けてくれた。本当にありがとうございました。

一方、Nerebaniは名岐ベントと組んでいる様子

イナーメは常に逃げに誰かしら乗っており、そのおかげで自分は非常に楽だった。

もちろん、ただ集団で黙っていたわけでなく、Nerebaniの逃げメンバーがイナーメより多くならないようしっかりチェック。

いい感じでチームプレーできていたと思う。

そんな感じでラスト一周。

気づけばトヨカツが逃げており、このまま逃げ切れば総合はトヨカツが獲れる。

なんとか耐えてくれと願っていると、裏のスプーンコーナーで他のエンデューロの方々と共に捕まった。

これで個人総合はほぼなくなり、チーム総合のみとなった。

せめて北野さんにステージ優勝をと、洗練された僕らのトレインを組み、ゴールまでじっと身をひそめる。

この後起こる悲劇を知らずに、じっと足をためる。

 

下に入り、ゴールが近づく。

焦ると垂れるだけなので、慎重に期を待つ。

下の直線前で一気に加速。北野さんはついてきている。さすがだ。

あとで動画で確認したら、集団は北野さんしかついてきておらず、完璧なトレインだった。

 

250mまで引き切り、北野さんのロングスプリントに全てを託した。

結果

ゴールして、Nerebaniの選手たちと健闘を讃えあう。

が、何かおかしい。

話がいまいち噛み合わない。

 

で、整理すると

トヨカツの逃げにNerebaniしんのすけが乗っていて、逃げからさらに先行。そのままゴールしていたようで。

つまり自分たちの集団は3位集団、

で、しんのすけにタイム差を取られている。

ってことは、、、

チーム総合も逆転。

完全にやらかした。

足ためてスプリントなんてやっている暇があったら全開で追いかけていた。

 

力負けしたわけでなく、状況判断でミスをして負けてしまったのが本当に悔しい。

ピットに戻り反省会。

みんな自責の念に囚われているが、一番悪いのは

「アシスト」

を任されておきながら全うできなかった自分であろう。

 

本当に悔しい、、、

 

とはいえ、チームメイトと協力して優勝争いができたことは本当に楽しかった。

ほとんどTTTで総合が決まるため、ここまで接戦だった5ステージも、近年では珍しいのではないだろうか。

チームメイトはじめ、好敵手Nerebaniの皆さん、バルバ、MKW、そして出場された皆さん、本当にありがとうございました。

お疲れ様でした。

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