JPT 交流戦 修善寺ロードレース
例年より早い梅雨入りのおかげで、雨の日が続いている6月頭
例年より早いから、なんか損した気分になる
ただ、例年どのタイミングで梅雨入りしていたか覚えていないから、例年より早いとか言われてもわからないし、完全に報道に踊らされる
そんな中で開催されたJBCF交流戦は、夏のようなよく晴れた1日だった。
家に帰れない
全国的に災害級の大雨に見舞われた6月2日。
大阪も例にもれず殴りつけるような雨が降っていた。
昼前には避難指示が出され、交通機関も麻痺。ここ前田製菓も可能な範囲で早退となった。
僕の家はとんでもなく山奥にある。
そんな状況で帰宅すると土砂崩れで陸の孤島となる可能性がある
幸い意識が高い僕は自転車と靴とヘルメットは持ってきていたので、帰宅せず友人宅に一泊。そのまま身一つで修善寺に向かうことに。
ちなみに、就活で大阪に後輩が来ており、新幹線が止まった影響で彼も帰宅困難に。しょうがないから焼肉おごって一緒に泊まった。
移動日
チームメイトのあたるちゃんの車で、焼肉臭い服を着て修善寺に向かう。
朝は新東名が通行止めになっていたが、昼には解除。ただ、各種交通機関いまだ復旧せずであったため、土曜のレースはキャンセルとなった。
余談だが、新幹線が復旧しないので首都圏から来た後輩も静岡に運ぶことに。朝にすき家のまぜのっけご飯をおごった。
問題なく現地に到着。1時間の調整走と若干のインターバルで刺激を入れて、一番の目的、夜ご飯へ。
沼津に来たらやっぱ魚がし寿司だよねぇ
魚に飽きたのでイタリアン。
いつものメンバーはもちろん、結果的に久しぶりに後輩と遠征をしたことになり、大雨も悪くないな。と。
レース概要
今回のレースは1年ぶりの伊豆サイクルスポーツセンター。
いつもはおなじみ地獄の5キロサーキットだが、今回は月末に同コースで開催される全日本選手権を見据えて、自身初となる8キロサーキット。
そんな8キロのコースを14周回、112kmで競われる。
さらに今回は交流戦ということで、E1選手と混走。また、別場所で開催されている国際レース「ツールド熊野」に多くの選手が出場しているため、いつもとは質の違ったレースになることが予想された。
初8キロサーキット
112キロ!?余裕っしょ。
そう思っていた時期が私にもありました。
レースが午後からで暇&完全舐めプでチームメイトのソラと会場まで自走。25km 500m↑
いい感じにアップになった。
会場について、だべりながら準備。
案の定あたるちゃんがブリーディングしていたなど。
女子のレースが終わって試走タイム。
8キロとか、5キロに3キロ足しただけでしょ。そう思っていた時期が私にもありました。
簡単な算数で終わればどれほど良かったでしょう。
すれ違う人全員に「きつすぎん!?」って聞いた。
レーススタート
スタート地点に並ぶと、同期の弱虫ペダルの内田が。
木祖村で走れていて、調子よさそう。
全日本頑張りたいから、今日は頑張らなくちゃ。と意気込んでいる。
頑張ってほしい。
ここで思いっきりネタバレをしよう。
今日、こいつが勝ちます。
定刻通りレースがスタート。最初の坂から容赦ないペースで登っていくのはマトリックス 海さん。
きついけど、ちぎれるほどじゃない。いいぞ。
と、先頭を見ると、鼻で呼吸している。
バケモンか。
必死に食らいついて二周目。
若干名の先行を許した集団。それを良しとしない群馬グリフィン金子さんが坂で勝手に踏んでいった。
ちなみにこの選手、今朝行われたヒルクライムの超有名大会、「Mt.フジヒルクライム」で優勝している。
僕がいつも1分でちぎられている田中さんを破っての優勝だ。
おそらく誰もが表彰式が長引き、到着が間に合わないことを願っていた。
そんな彼が踏んでいくんだ。たまったもんじゃない。
この動きで集団は壊滅。多くの選手がリストラされ、僕も無残に散っていった。
若干10キロで僕のレースは終わりました。
メイン集団??
ちぎれた選手と合流し、グルペットを形成。一度オールアウトしているので、一定ペースで走っていてもかなりキツイ。
周回を重ねるごとに前から降ってくる選手を拾いながら大きくなっていくグルペットは、いつの間にかメイン集団と認定されていた。
ミネルヴァアサヒの川勝さんや練習仲間のケンタさんに「きつくない?」と聞かれたが、僕基準だと話せるうちはまだ余裕がある。
迷わず無視した。
同期で愛三工業のさとけんは涼しい顔で登っていくし、先頭集団とのタイムギャップはあっという間に5分まで開く。
そんでもって残り周回数を確認すると半分もいってない。
チームメイトもシマノと佐野さん(E1)のみ。
メイン集団という名のグルペットで心が折れそうになる。てか折れた。
タイムギャップ
みるみる開くタイム差はとどまることを知らず。
7周回完了時についに6分台へ。8分で足切りなので、まあまあやばい。
集団も意見が一致。ドリーム混走チームでの1周TTTが始まった。
この動きでかなりの選手がいなくなったが、再びホームストレートに戻ると30秒近くタイムギャップを埋めることができた。
足をかなり使った。問題なのはまだ半分近く周回数が残っていることだ。
「千里を行くもの九十を半ばとす」
実質まだ半分いってないので、やめようかなーと刹那的に思った
ホームストレートはいつもきつい。
ただ、ホームストレートに戻るとチームメイトや知り合いが応援してくれる。
やめてくれ。やめれないじゃん。
やっと終わり
ゴール後はまさに屍。
僕がコーラ嫌いなのを知ってか知らずか、チームメイトの大東やっしーさん、岸本伊織さんがファンタをくれた。
感謝の言葉はギリ発せられたと思う。でも挨拶は伝わらないと意味ない。
そんな中でもステビアの味はしっかり感じられた。
とりあえずACTIVIKE Recovery Protein を飲む。
単糖類が脳を揺らす。
内臓が死んでいて、レース中は何も食べれず。結局ACTIVIKE のgranfondo water でエネルギーを補った。
まじでこれなかったら死んでた。
夜ご飯ももちろん口に入らず。
次の日もまともにご飯が食べれなかったおかげで体重は-2kg
コンディションもガタ落ち。
ただ、あんなきついコースを完走できたことは少し自信につながった。
ただ、全日本はこんな順位じゃ太刀打ちできない。
残りの期間でやれるだけやろう。